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保険業界NEWS

日本再生医療学会 三井住友海上を幹事会社に「再生医療等治療賠償補償制度」を創設へ

7月21日、日本再生医療学会【名称:一般社団法人日本再生医療学会 理事長:澤芳樹】は、2016年11月1日に三井住友海上【名称:三井住友海上火災保険株式会社 社長:原典之】を幹事会社として「再生医療等治療賠償補償制度」を創設することを発表した。再生医療等のドナー(再生医療等に用いる細胞を提供する人)と患者の双方の健康被害の救済を行うとともに、医師・医療機関が負う経済的負担の軽減を図る。

この制度では、医師・医療機関に法律上の賠償責任がある場合に限らず、法律上の賠償責任がない場合であっても、医師・医療機関に対して保険金が支払われる。また、「再生医療等安全確保法」(2014年11月25日施行)で補償が義務化されている「ドナー」だけではなく、同法に定めのない「患者」に対しても補償が行われる。

保険契約は、日本再生医療学会が三井住友海上と団体契約(保険商品の名称は「再生医療等健康被害補償特約付 団体医師賠償責任保険」。)を結び、日本再生医療学会に同会の会員である医師または医療機関が保険加入を申し込むという仕組み。その後、保険加入している医師・医療機関と、ドナーまたは患者との間で補償契約(再生医療学会が定めた「補償の手引き」に準拠した補償契約)を行う。
保険金は、三井住友海上から保険加入している医師・医療機関に対して支払われ、その後、医師・医療機関がドナーまたは患者に対して補償金を支払う、という流れになっている。

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