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保険業界NEWS

第一生命ホールディングス㈱ ニュージーランドの生命保険グループ「パートナーズライフ社」を完全子会社化

2022年8月12日、第一生命ホールディングス株式会社 【代表取締役社長:稲垣 精二】は、2022年8月12日、傘下の中間持株会社である第一生命インターナショナルホールディングス合同会社を通じ、ニュージーランドの生命保険グループの持株会社であるパートナーズライフ社(Partners Group Holdings Limited)を買収することについて、パートナーズライフ社の株主と合意し、株式売買契約を締結することを決定したことを発表した。

パートナーズライフ社は本件買収により、日本・ニュージーランド監督当局による認可等を条件に、同社の完全子会社かつ連結子会社及び特定子会社となる予定。

パートナーズライフ社 (本社:ニュージーランド、オークランド) は2010年に設立され、シンプルな保障性商品の提供と同社独自のデジタルプラットフォームを活用したIFA1支援に特徴を持つ同国第2位(新契約保険料及び保有年換算保険料ベース)の新興生命保険グループ。

パートナーズライフ社・PLLは、収益性の高い1年更新型の保障性商品を中心に取り扱っていることから、持続的な収益性の確保や機動的な価格設定が可能となっており、安定的かつ良好なリスク・リターンが見込める事業を展開している。同社グループ戦略にとっては、リスクテイク全体における保険リスクが占める割合の拡大によるリスクプロファイルの改善や利益成長への貢献が見込まれる。

また、同社の急成長の原動力の一つとなっている徹底したレガシーレス運営やデジタル面での組織能力、キャピタルライト戦略、真に顧客・チャネルパートナーに寄り添った事業運営といった要素は、経営の視点を含め非常に参考になるものと考えており、そのノウハウの同社グループ内での展開・活用等について具体的に調査・検討を進めていく。

安定成長かつ高収益を見込める事業特性を踏まえ、2027年3月期を目途に、グループ修正利益ベースで67百万ニュージーランドドル(以下、「NZドル」)(約57億円)、グループキャッシュベースについては当面、利益の50%程度の貢献を見込んでいる。

本件買収により、同社の当期ならびに来期以降の連結業績に与える影響等につきましては、現在精査中であり、開示すべき事項が生じた場合は速やかに発表する予定。なお、パートナーズライフ社の損益は、完全子会社化の完了時期に応じ、2023年3月期または2024年3月期より当社連結業績に反映する見込み。

https://www.dai-ichi-life-hd.com/newsroom/newsrelease/2022/pdf/index_015.pdf(同社プレスリリースURL)

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