損保ジャパン&先進モビリティ㈱ 隊列走行リスクを補償する自動車保険を発売
2021年4月8日、損害保険ジャパン【名称:損保ジャパン株式会社 代表取締役社長:西澤 敬二】は、 先進モビリティ株式会社【代表取締役:青木 啓二】と協力して、隊列走行の実証実験を行う事業者向けに「隊列走行特有のリスク」を補償する新たな自動車保険のプランを開発し、同日より発売することを発表した。
補償の概要は下記のとおり。
■電子けん引途絶時の車両運搬・運転者派遣費用
電子けん引が途絶し、かつ、後続無人の隊列自動車に運転者が搭乗していないために、後続車両が走行不能になってしまった場合に、この自動車を運搬するための「車両運搬費用」「運転者派遣費用」を補償。
■電子けん引途絶時の積み荷運搬・移動費用
電子けん引が途絶した場合、当該自動車自体を速やかに持ち帰り、原因分析等を行う必要があるため、「積み荷を収容している場合にその積み荷を当初目的地まで運搬する費用」「バス等乗客を搭乗させている場合にその乗客が当初目的地まで移動する費用」を補償。
■割込み車等との接触事故に対する補償
隊列内に二輪車等が入り込み事故が発生するケースについて、相手方が自動車であっても相手方過失分も含めて修理費を補償。
■高速道路上での立往生など通行不能損害
電子けん引が途絶し、かつ、後続無人の隊列自動車に運転者が搭乗していないために、高速道路が通行不能になった場合に、道路管理者等に損害賠償を行うための費用を補償。
■車両開発事業者等の被保険者追加
対人・対物賠償の被保険者に「被保険自動車に自動運転の技術を提供する車両開発事業者」などを追加することで、事故発生時の車両開発事業者間の過失割合の協議を不要とし、自動運転実施事業者間の紛争を未然に防止する。
■インフラ設備の欠陥等による事故の賠償責任
安全性向上のため路車間通信システムを活用する実証実験の際、インフラ設備工事の欠陥や管理不備による事故が発生した場合の賠償責任を負担することによって被る損害を補償。
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20210408_1.pdf?la=ja-JP(同社プレスリリースURL)