日本損害保険協会 会長 2015年年頭所感
2015年1月1日、日本損害保険協会【名称:一般社団法人日本損害保険協会 会長:櫻田謙悟】は、櫻田会長の年頭所感を発表した。
会長は、現在急速に進行している超高齢社会への取り組みや地球温暖化を原因とした気候変動による自然災害への取り組みなどについて積極的に取り組んでいきたいと述べ、日本損害保険協会としては下記の取り組みを行っていくとしている。
1.第7次中期基本計画の策定と着実な実行
現在策定中の第7次中期基本計画(2015-2017年度)の計画決定。重点課題骨子としては「超高齢社会への取組み」「グローバル化への取組み」「新たなリスクへの取組み」「自然災害への取組み」「保険犯罪への取組み」「新たな募集体勢の構築に向けた取組み」「消費者からの相談・苦情・紛争解決への取組み」「消費者教育の取組み」を決定しており、具体的な取組みの整理を進めていく。
2.改正保険業法への対応準備
改正保険業法(2016年5月29日までに施行)で、保険募集の際に顧客の意向を把握する義務や保険募集人の体制整備義務が導入されることを受け、保険募集品質向上のため、損害保険業界として適切に対応できるよう準備を進めていく。
3.国連防災世界会議
2015年3月に宮城県仙台市で行われる第3回国連防災世界会議で、同協会は「地震保険」と「防災教育」をテーマに東日本大震災においても有効に機能した日本の地震保険制度、および地域の防災・減災取組みである「ぼうさい探検隊」を中心とした防災教育について情報発信を予定している。同協会では、自然災害に対する防災・減災の今後の取組みとして、地域ごとの災害の備えの提案をしていくなど、局地ごとに未経験の災害が起きる「ニューノーマル」に備えていきたい。
http://sonpo.or.jp/news/release/2015/1412_03.html