日本共済協会 「共済相談所活動報告(平成29年度上半期)」を発表
2018年7月19日、日本共済協会【名称:一般社団法人日本共済協会 会長:中世古廣司】は、平成29年度上半期の「共済相談所活動報告」を公表した。
「共済相談所」は、ADR促進法(裁判外紛争解決手続きの利用の促進に関する法律)に基づく法務大臣の認証を受けて日本共済協会が設置しているもの。
同協会では、会員団体の共済事業に関する相談や苦情を受付けているほか、紛争解決機関として契約関係者と会員団体との間の共済契約に関する紛争について、紛争解決手続(ADR)を実施している。
相談・苦情の状況概要は下記のとおり。
①受付の状況(平成29年度上半期)
平成29年度上半期の相談・苦情件数は1249件(前年度1368件 対前年比91.3%)で、前年度よりも減少。相談件数が前年よりも119件(対前年比76.4%)減少した(苦情件数は前年度と同数)。
②共済種類別の受付状況(平成29年度上半期)
【相談件数】
生命系共済(傷害共済含む) 108件(28%)、自動車共済 107件(27.7%)、建物共済 67件(17.4%)、他 計386件(対前年比76.4%)
【苦情件数】
自動車共済 424件(49.1%)、生命系共済(傷害共済含む) 290件(33.6%)、建物共済 116件(13.4%)、他 計863件(対前年比100%)
③共済相談所における主な対応状況(平成29年度上半期)
・547件(43.8%) 会員団体に確認すべき事項のアドバイス等を行い、会員団体の対応窓口を案内。
・418件(33.5%) 一般的な共済・保険のしくみや事務処理方法を説明した結果、理解が図られ解決した。
・163件(13.1%) 会員団体に対して苦情解決を依頼。
・19件(1.5%) 申出者と会員団体との間での苦情解決が困難であることから、紛争解決手続き(ADR)を案内。
④紛争解決支援の審議状況(平成29年度上半期)
・審議申立件数
裁定申立 19件 仲裁申立 0件
・裁定手続件数
裁定手続対応件数 39件(前年度29件)、うち16件(前年度19件)が終了。
https://www.jcia.or.jp/