保険、共済、再保険、リスクマネジメントの「リイマジンコンサルティング」

 

保険業界NEWS

損保ジャパン 自動走行ロボット専用保険プランを発売開始

2020年10月5日、損保ジャパン【名称:損害保険ジャパン株式会社 取締役社長:西澤 敬二】は、自動走行ロボットの実証実験を行う事業者等を対象とした『自動走行ロボット専用保険プラン(実証実験向けオーダーメイド型)』を開発し、2020年10月5日より提供することを発表した。

この度、この商品が開発された背景としては、新型コロナウイルス感染症予防の観点で、物流や施設管理などの分野で、人手を介さない「遠隔・非対面・非接触」の配送ニーズや作業ニーズが高まっており、自動走行ロボットを活用した新たなサービスの早期実現が期待されていることがある。

自動走行ロボットを用いた自動での配送や消毒、警備などのサービス提供に各種の施設内に加え、公道でも自動走行の実証実験が
始まっている一方、自律走行や遠隔監視操作による「運行リスク」や、配送貨物が破損した際の補償や警備作業中に犯罪者と誤認することよる人格権侵害といった「業務遂行リスク」など、多種多様なリスクへの対応が求められている。

今回の商品は、「安心・安全」な自動走行ロボットの実用化に向けた研究開発を支援する商品となっている。

同社によると、主な補償・サービスの概要は下記のとおり。
①『安心』の自動走行ロボット専用保険
・運行リスク補償 運行に起因する事故全般を補償
・破損・故障リスク補償 機器の破損・故障損害を補償(専用機器の据付ミス・組立ミスなどを含む)
・サイバーリスク補償 サイバー攻撃を受けた際の損害を補償
・業務遂行リスク ロボットが提供する作業リスク全般を補償

②『安全』のリスクコンサルティング
・自動走行実験リスクアセスメントの支援
実証実験開始前に総合的にリスクを洗い出し、評価・対策を実施

・事故発生時の危機管理対応マニュアルの作成支援
万が一の事故発生時における関係者の対応をまとめたマニュアルの作成を支援

③自動運転の実現のための専用サービス
・走行不能時の搬送無制限サービス
自動走行ロボットが走行不能となった場合に、実施事業者の指定場所まで無償で搬送サービスを提供

https://www.sompo-japan.co.jp/~/media/SJNK/files/news/2020/20201005_1.pdf
(同社プレスリリースURL)

このページの先頭へ