住友生命 シンガポールの「シングライフ」を完全子会社化へ
2023年12月25日、住友生命【名称:住友生命保険相互会社 取締役:代表執行役社長 高田幸徳】は、米国投資ファンド TPG Inc.と、TPG の保有する住友生命の関連法人 Singapore Life Holdings Pte. Ltd.(以下「シングライフ」)株式 35.48%を 15.8 億シンガポールドル(約1700 億円)で取得することに 12 月 21 日付で合意したことを発表した。
これにより、2023年9月13日付発表済みの英国保険グループ Aviva からのシングライフ株式取得に加え、シングライフは住友生命の子会社となる予定。
住友生命は、引き続きシングライフの完全子会社化に向けて、今回の取引と同条件で、残る既存株主からの株式取得を進めていく。なお、本件取引は Aviva からのシングライフ株式取得と共に、当局認可を含むクロージング要件の充足を条件に、2023 年度第4四半期中の完了を予定している。
シングライフ子会社化後は、シングライフの有するビジネスモデル等のノウハウを、住友生命グループの顧客の利便性向上や経営効率化に繋げるなど、グループシナジーの発揮・最大化に取り組んでいく。
また、住友生命は2024年4月にシングライフとの関係強化や域内の市場調査を目的としてシンガポール現地拠点の設立を予定している。さらに、将来的には、アジア事業戦略の推進や、グループ・ガバナンスの高度化およびグループシナジーの創出を一層進めていくために、アジア事業統括拠点の設立を検討していく予定。
https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2023/231222a.pdf(同社プレスリリースURL)