武蔵野市 「高齢者が優先して入居できる民間賃貸住宅への支援」を開始
7月8日、武蔵野市は「高齢者あんしん住まい確保事業」として、高齢者の人が優先して入居できる民間賃貸住宅の登録制度、賃貸住宅の所有者に対する支援・助成制度を新たに開始したことを発表した。
この制度は、高齢者の人が年齢を理由として民間賃貸住宅への入居を断られるケースがあることを踏まえ、民間賃貸住宅のオーナー・入居者に対して支援・助成を行うことで「高齢者の人が優先的に入居できる民間賃貸住宅を確保すること」を目的に実施される。
具体的な実施事項は、武蔵野市が「高齢者の入居に協力してもらえる賃貸住宅」と「入居希望者」を募集し、入居者が決まった住戸(登録住戸)のオーナーと入居者に対して下記の助成・支援を実施する。平成28年度~30年度の3年度にかけて、各年10戸(通算30戸)の募集を予定している。
■支援・助成の内容
【オーナー向け】
・バリアフリー改修助成(上限50万円)
・緊急通報装置の設置・利用費用助成(セコム㈱と協定)
・死亡事故発生時の原状回復費用・家賃損失に備える保険に武蔵野市が加入する(アイアル少額短期保険㈱と協定)
【入居者向け】
・電話や訪問を通じての入居者見守り支援
・家賃債務保証会社を利用した場合の保証料の助成
■支援・助成が受けられる住宅(1戸単位で登録可能)の対象条件
・武蔵野市内の床面積16平方メートル以上ある民間賃貸住宅であること
・建築基準法、消防法などに違反していないこと
・住戸内に専用の浴室とトイレが設置されていること
・原則、昭和56年6月1日以降着工の耐震性のある住戸であること
・1か月分の家賃(共益費等除く)が8万円以下であること
■入居希望者の対象条件
・武蔵野市内に引き続き3年以上居住していること
・65歳以上の高齢者のみの世帯(単身者も含む)であること
・所得制限あり
問い合わせ先は下記のとおり。
総合政策部 秘書広報課(広報担当)
TEL 0422-60-1804 FAX:0422-55-9009
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